妹
こんにちは、吉田ウメです。
そばにいるのは父・ちびちゃん、
下の方にいるのがぼくです。
ももちゃんとの別れ
ぼくの人間の母の知人であるKさんには、
お子さんがいませんでした。
「人生に意義が見出せない」と
長年悩んでいらっしゃいました。
しかし、
猫のお母さんになることを
決意してから、
元気を取り戻されました。
ももちゃんを初めて
腕の中に受け止めたKさんは、
輝くような笑顔になりました。
ももちゃんも、うれしそうでした。
11年の後
Kさんの愛を一身に受けて、
すくすくと育ったももちゃん。
「もも子の事を話しだすと
止められないんです、
職場のみんなにあきれられてます」と
いつも朗らかに笑っていた、Kさん。
それから11年、
ももちゃんが癌との闘いを終えた時、
ももちゃんの後を追うように、
Kさんも若くして亡くなりました。