第602話 体が熱くてたまりませんでした

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こんばんは、吉田ウメです。

夜明けまでには、

痙攣は起きませんでした。

ホッとしていましたが、

何か急に苦しくなりました。

体中が熱くなって

いてもたってもいられなくなりました。

人間の姉は、なぜ、こんなに

ぼくが苦しがるのか、わかりませんでした。

酸素を吹きかけたり、お水を飲ませたり

してくれましたが、

気分が良くなるどころか、

このまま死んでしまうのかと思うほどでした。

 

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人間の姉は、思いあまって、

人間の母を起こしました。

人間の母がビックリしてやってきて、

ぼくをおおっていた分厚いカバーを

はずしました。

そして、ウチワであおいでくれました。

急に気分が良くなりました。

実は、昨夜10時半に痙攣が起きました。

そのとき、体を冷やしてはいけないと、

厚いカバーで覆って朝まで過ごしました。

それで、熱くなり過ぎたのでした。

 人間の家族は、

「心配のあまり、色々と工夫をしては、

失敗に終わってしまう」

と嘆いていました。

 

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朝6時過ぎに痙攣のお薬を飲みましたが、

朝7時過ぎに、やはり、

心配していた痙攣が起こりました。

 

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妹のななちゃんは、

ぼくの痙攣をじっと見ていました。

 

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痙攣が起きたからと言って、

朝ゴハンを食べないなどということはありません。

高栄養の流動食をベロベロと

みんな舐めて飲んでしまいました。

 

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朝ゴハンを飲んでいるときの

ぼくの足です。

近頃は、こんな風にむくみます。

 

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お昼ゴハンを食べました。

今日は、20グラムのボリボリでした。

もっと食べたいと思いました。

今日のお昼から3日間、

痙攣を止める新しいお薬を飲みます。

 

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お薬を飲んだあと、気のせいでしょうか、

のんびりしてしまいました。

 

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ななちゃんは、それを見て

喜んでいました。

 

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しばらくすると、

また、苦しくなって来ました。

これが続いたら困るなと思いました。

 

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その後は無事に過ぎました。

 

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人間の母が、ぼくの首のマッサージをしました。

久しぶりに気持ちよいと思いました。

 

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やっとゆっくり眠れます。

 

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しばらく家の中心にいましたが、

「痙攣には光が悪いのかもしれない」

と人間の家族が、

ぼくを机の下の静かな場所に移動しました。

これで、かなりラクになったように思います。