こんばんは、吉田ウメです。
夜明けまでには、
痙攣は起きませんでした。
ホッとしていましたが、
何か急に苦しくなりました。
体中が熱くなって
いてもたってもいられなくなりました。
人間の姉は、なぜ、こんなに
ぼくが苦しがるのか、わかりませんでした。
酸素を吹きかけたり、お水を飲ませたり
してくれましたが、
気分が良くなるどころか、
このまま死んでしまうのかと思うほどでした。
人間の姉は、思いあまって、
人間の母を起こしました。
人間の母がビックリしてやってきて、
ぼくをおおっていた分厚いカバーを
はずしました。
そして、ウチワであおいでくれました。
急に気分が良くなりました。
実は、昨夜10時半に痙攣が起きました。
そのとき、体を冷やしてはいけないと、
厚いカバーで覆って朝まで過ごしました。
それで、熱くなり過ぎたのでした。
人間の家族は、
「心配のあまり、色々と工夫をしては、
失敗に終わってしまう」
と嘆いていました。
朝6時過ぎに痙攣のお薬を飲みましたが、
朝7時過ぎに、やはり、
心配していた痙攣が起こりました。
妹のななちゃんは、
ぼくの痙攣をじっと見ていました。
痙攣が起きたからと言って、
朝ゴハンを食べないなどということはありません。
高栄養の流動食をベロベロと
みんな舐めて飲んでしまいました。
朝ゴハンを飲んでいるときの
ぼくの足です。
近頃は、こんな風にむくみます。
お昼ゴハンを食べました。
今日は、20グラムのボリボリでした。
もっと食べたいと思いました。
今日のお昼から3日間、
痙攣を止める新しいお薬を飲みます。
お薬を飲んだあと、気のせいでしょうか、
のんびりしてしまいました。
ななちゃんは、それを見て
喜んでいました。
しばらくすると、
また、苦しくなって来ました。
これが続いたら困るなと思いました。
その後は無事に過ぎました。
人間の母が、ぼくの首のマッサージをしました。
久しぶりに気持ちよいと思いました。
やっとゆっくり眠れます。
しばらく家の中心にいましたが、
「痙攣には光が悪いのかもしれない」
と人間の家族が、
ぼくを机の下の静かな場所に移動しました。
これで、かなりラクになったように思います。