こんにちは、吉田ウメです。
ぼくの妹の名前は、「ななちゃん」です。
ぼくの人間の兄が
「7番目の家族」の意味でつけた名前です。
ななちゃんの毛並みは、すべすべです。
ぼくは、どちらかというと、ぼさぼさです。
ななちゃんは、もうすぐ6歳になります。
約6年前の春に、東京で捨てられていました。
たまたま東京を訪れていた、
北海道の心優しい女性に救助され、
東京の動物病院で保護されました。
道端に捨てられた時に高熱が出た為か、
目に炎症が起きていたそうです。
動物病院の先生方の治療のおかげで、
一命を取り留めました。
でも、目の瞬膜は、いつもちょっとだけ、
出たままの状態です。
左目は、全体的に
うっすらと膜が張ったようになっています。
暗い所で猫の目は光りますが、
ななちゃんは、右目だけ光ります。
でも、ななちゃんは、
いつも元気一杯に走り回っています。
そして、すごく優しいです。
普段はサッパリした性格ですが、
困っている時に、優しいのです。
この間、けいれんのお薬を初めて飲んだ時、ぼくは、
どうしようもなく気持ち悪くなってしまいました。
すると、ななちゃんは、
お薬を飲ませようと必死になっていた、
人間の母と姉に向かって、
「やめて!」と怒ったのです。
人間の母と姉は、すごくびっくりしました。
翌日、神経科の先生が、
別のお薬を処方してくださいました。
(最初のお薬は、副作用が少なく
高齢猫向きだったので選んでくだいましたが、
ぼくには飲めませんでした。)
新しいお薬は、無理なく飲めます。
心なしか、呼吸が楽になったように思います。
ななちゃんも、とても喜んでくれています。