こんにちは、吉田ウメです。
上の写真は、今は亡き、ぼくの両親です。
右が父の吉田ちび、左が母の吉田たまです。
真ん中が、約19年前のぼくです。
両親にとって、はじめての子供でした。
写真の上の方に、父の、
うれしそうにピンと上がった尾が見えます。
翌年に生まれた2頭の兄弟たちは、
線香花火が消える様に、
生まれてすぐに命を落としました。
兄弟たちが埋葬された後も、
母のたまちゃんは、大きな声で泣きながら、
家中を探しまわっていました。
とてもかわいそうな鳴き声でした。
ぼくは、ふと思いついて、
たまちゃんが赤ちゃんたちを育てていた
段ボール箱の中に、そっと入ってみました。
すると、たまちゃんは、ハッとして、
すでに大きくなっていたぼくを、
まるで赤ちゃんにするように、なめ始めました。
だからぼくは、亡くなった兄弟たちの分まで、
可愛がられたといえます。
しかも、人間の年にすれば80歳くらいになるまで、
お母さんと一緒に暮せました。
そして、いろいろな病気に遭遇しても、
動物病院の方々のお力添えと、幸運により、
今日も元気に過ごせます。
ぼくには子供がいません。
でも、妹のななちゃんや人間の家族がいます。
血はつながっていませんが、みんな仲良しです。
小さかったぼくが、いつの間にか、
家族の『精神的支柱』と呼ばれる様になりました。
そういう訳で、今日もゆっくり頑張ります。