第1話 脳腫瘍 

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こんにちは、吉田ウメです。

ぼくは、もうすぐ19歳になります。

先日、「脳腫瘍かもしれない」との

診断を受けました。

でも、ぼくは元気です。

 

3か月ほど前に、生まれて初めて、

全身のけいれんを経験しました。

1分ほどでおさまったのですが、

お医者さんに行きました。

お医者さんは、けいれんが起きた時の

記録をしておくように、ぼくの家族に

アドバイスしてくださいました。

その後は、約1カ月に1度のペースで

けいれんが起こりました。

ぼくの主治医は内科の先生なのですが、

先日、

「これまでに3回けいれんが起きたので、

神経科の受診をおすすめします」と

おっしゃいました。

 

幸運にも、その日のうちに

神経科の先生にも

診察していただくことができました。

 

大人になってから始まるけいれんは、

ほとんどの場合、

脳腫瘍が原因だそうです。

 

MRIを受ければ、

脳腫瘍の有無や位置、

大きさが調べられます。

でも、MRIには全身麻酔が必要となります。

人間の年齢にすると90歳ぐらいの

ぼくにとっては、

危険が大きすぎるそうです。

麻酔で命を落とすことがあるためです。

そして、脳腫瘍が発見されたとしても、

手術の時にはやはり、

麻酔が必要となります。

 

先生に詳しく説明していただいて、

MRIを受けないことにしました。

 

神経科の先生は、

 

「けいれんで命を落とすこともあります。

てんかん薬を飲んで、

けいれんを防ぎましょう」

 

と言ってくださいました。

帰宅後、

家族がインターネットで調べたところ、

激しいけいれんで

猫が舌を噛み切ってしまい、

出血多量で死亡することがある、

とわかりました。

そう言えば、ぼくも、

3回目のけいれんの時には、

舌を噛んでしまったらしく、

口から少し血が出ていました。。。

 

ぼくの家族は、 

 

「みんなで一緒に、

のんびり楽しく暮らして、

ウメちゃんの脳腫瘍の進行を、

ものすごーくゆっくりにしよう!」

 

 と張り切っています。

ぼくも頑張って、

けいれん予防のお薬を飲もうと思います。